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鍵屋のブログ

海外の最新セキュリティ関連情報を中心に、趣味のスポーツの話題なども取り入れて、皆さんのお役に立つような情報をお届けしたいと思っています。

指紋が語る真実 - 防犯機器にも影響か?

東京オリンピックの開幕が近づいています。
損害を被るだけのイベントにならないためには、ワクチン接種など新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐための手を尽くすしかありません。
私たちも、何とか少しでもプラスの効果を得ることができるように、各所のセキュリティ対策業務に励んでいます。
今更開催の是非を云々するよりも、前向きに考える方が建設的です。

特に明るい話題というわけではないのですが、BBCのオリンピック番組の面白いプロモーション動画を目にしました。
BBCの公式Youtubeで見ることができます。

Tokyo 2020 Olympics Trailer
https://youtu.be/Qrym1Lk3c1Q

イギリス人には、東京のイメージはこういった感じなのでしょうか?
ありがちなハリウッド的な大間違いも無く、意外と良く出来ていて感心します。
忍者も芸者も寿司も相撲も登場しない、私たちの知っている普通の日本がやっと認識された感があります。
せっかく開催されるのですから、こんな小さな前進もポジティブに受け入れてみています。

指紋が持つ情報さて、本業のセキュリティの話題です。
今回は少し新型コロナウィルスから離れて、以下の近未来SF的な話題の記事を見てみました。

New Fingerprint Technology Can Detect Cocaine Use
https://securitytoday.com/articles/2021/05/25/new-fingerprint-technology-can-detect-cocaine-use.aspx

私たちが取り扱う防犯機器にも採用される指紋認証システムは、このところの非接触型防犯機器の人気で少し影が薄くなった感がありますが、バイオメトリクス(生体情報)を活用するアクセスコントロールシステムの主流の一つです。
スマホで使われているように小型で低コストが売りのシステムですが、私たちが防犯対策として導入する際には、二重のセキュリティとしてパスワードなどと併用されることもあります。

記事によると、指紋の画像分析技術によって、コカインを触っただけの人の指紋と摂取した人の指紋の違いが分かる、という研究結果が出たそうです。
この研究では、高解像度の指紋から質量分析を行いコカインとその代謝物を検出しているようですが、当然、他の物質も検出することができるのでしょう。

確かに、犯罪捜査には大きく貢献しそうな技術です。
しかし、セキュリティ機器の機能としては、またしてもプライバシー侵害や個人情報の扱い方が問われる部分になりそうな技術でもあります。
新しい技術の登場は、防犯対策の世界にも期待と不安の両方をもたらしています。

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2021/06/30        キープランナー 代表   |    タグ:ロック , , スマートフォン , 入退室管理 , アクセスコントロール , セキュリティ

コロナ時代のセキュリティ(7) - 防犯対策再検討の時

このところ、ランサムウェア攻撃による様々な企業の被害が報道されています。
アメリカのコロニアル・パイプライン社に対するサイバー攻撃が大きな問題になったすぐ後には、東芝子会社の被害がニュースになっていました。
ランサムウェア攻撃以外にも、以下のような心配な記事も目にしました。

原子力規制委にサイバー攻撃、パスワード250件被害(朝日新聞 2021年5月20日)
https://www.asahi.com/articles/ASP5N5JR0P5NULBJ012.html

海外の出来事や個々の企業の被害は、私たちの日常生活にそれほど関係があるようは見えないかもしれません。
しかし、コロナ時代で広がった在宅ワークへの流れは、確実にサイバー上のセキュリティ問題を深刻化し、私たちの社会にも脅威をもたらすものになりつつあります。

セキュリティ対策・再検討の時以前から指摘されていた問題ですが、以下のNHKサイトの記事は、具体的にどういった状況でどのような犯行のターゲットになってしまうのかが分かりやすく書かれています。

リモート接続ねらうサイバー攻撃が急増 テレワーク増加で
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201112/k10012708711000.html

狙われる リモート社会
https://www3.nhk.or.jp/news/special/jiken_kisha/kishanote/kishanote5/

勿論、この危険な状況は日本に限ったことではなく、世界的な傾向としてセキュリティの専門家たちが警鐘を鳴らしています。
イギリス国内のデータを元に書かれた以下の記事がその一例です。

Working from home: new insider risk?
https://citysecuritymagazine.com/risk-management/working-from-home-new-insider-risk/

被雇用成人の約50%が在宅勤務だという英国国家統計局のデータは、東京都内在勤ではない大部分の日本人にとって無縁のものに思えます。
しかし実は、2012年以降リモートワークへの要求は増加していて、この新型コロナウィルス騒動によってその流れが加速した結果の数値なのだそうです。
従来であれば雇用主には、働く時間や場所を柔軟にすることで良い人材を獲得できるというメリットと、それによって生じるセキュリティリスクについて検討する時間があったのに、今や感染症の猛威によって半ば強制的にその状態になっている、という説明があります。
この状況は、正に日本の現状にも当てはまっているのではないでしょうか。

記事の最後には、スタッフは不可欠な資産でありパンデミック時の人的リスクの管理は優先事項であるべきだ、と述べられています。
それは、私たちのような中小企業にとっても世界的な大企業にとっても同様です。
この1年以上の月日を、ただウィルスにやられて大打撃を被った歴史にするのは悔しすぎます。
この混乱状況を、セキュリティ担当とその他の部門が連携して社内のリスクを管理するためのチャンスとして利用するべきだという提案は、どんなビジネスにも有益なものだと思います。

パンデミック後には、私たちセキュリティの専門家も様々なビジネスにおいて、各部署の関係者と共にセキュリティリスクの再確認が必要になりそうです。
サイバーセキュリティと同時に、私たちの行う物理的セキュリティもその重要性が再確認されるはずです。

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2021/05/25        キープランナー 代表   |    タグ:サイバーセキュリティ , セキュリティ

防犯機器にも進化論 - シリンダー錠の行方

最大16連休が期待されていた今年のゴールデンウィークは、去年に逆戻りした感があります。
人間の事情など全く関係無いウィルスが敵である以上、活動を減らすことは理にかなった抵抗手段でしょう。
一年以上続いている医療関係者の負担に比べれば、私たちは行動を必要最小限に限定される程度で許されています。
鍵屋の私たちも、セキュリティ上必要不可欠な作業に限定しての業務継続になります。

さて、前回に続きシリンダー錠の話です。
電気錠が全世界的に普及しつつある今、なぜまだシリンダー錠なのか?
特にコロナ感染の対策が重要な時節柄、鍵を始めとした防犯機器の最大の売りは「タッチレス」のはずです。
今更シリンダー錠を新規に開発しても需要は先細りだろう、というのが一般的な見方でしょう。
使い勝手の他にも様々な事情が想定できますが、ヨーロッパでは、建物や施設の保険に関連した理由もあるようです。

シリンダー錠の進化は止まらないまたしても前回紹介したアッサアブロイ社の鍵の登場ですが、以下は先月出された記事です。

Belgian expo hall switches to key-based access control
https://www.ifsecglobal.com/access-control/belgian-expo-hall-switches-to-key-based-access-control/

ベルギーの展示場施設に新たに導入されたというのが、いわゆる「鍵」を使用する入退室管理システムです。
数百個ものドアがある広い施設で、無線によるアクセスコントロールが必要だというのなら、なぜわざわざ物理的な鍵を使うシステムを導入するのか?
他にいくらでも最新の防犯対策の選択肢があるというのに、なぜ今シリンダー錠の鍵なのか?

記事には、この施設に対する保険の要件として、デッドボルトの使用が含まれていると書かれています。
従来型のシリンダー錠からのセキュリティ強化が容易な、物理鍵を使用するこのシステムは、どうやらそういった事情で誕生したもののようです。

電子ロックと機械式の鍵が合体したようなこの仕組みは、以下の動画で分かりやすく解説されています。

How to use a Medeco CLIQ Key | Medeco Locks
https://www.youtube.com/watch?v=uSbQLqC-D8M

鍵を要するこのシステムは、ヨーロッパのビジネスを考慮した結果開発された複合的な防犯機器とも言えそうです。
とは言え、日本の私たちにも利用価値が無いわけではありません。

カードやタブやスマートフォンのような新しい鍵のスタイルが、誰にとっても使い易いとは限りません。
最新技術に抵抗があるシニア世代や障害を持つ方々の中にも、「鍵」の形がセキュリティの選択肢として必要になる場合があるでしょう。

防犯機器の世界でも進化の過程が枝分れして行き、多様性が重要になって来るのかもしれません。

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2021/04/29        キープランナー 代表   |    タグ:ロック , , 入退室管理 , アクセスコントロール , 電気錠 , セキュリティ

新居の防犯対策は玄関から - シリンダー錠は死せず

新型コロナウィルスの勢いが収まらない中、今年も新年度を間近に迎えています。
今年はさすがに「引っ越し難民」という言葉は、鳴りを潜めたのでしょうか?
状況を垣間見ることができる資料がありました。

「2021年引っ越しシーズン(繁忙期)の動向予測調査」並びに「2020年新型コロナによる賃貸不動産仲介会社への影響調査」の結果を公表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000005414.html

コロナ禍とは言え、依然として年度末に転居が必須になる方々は存在します。
そして、私たちが新年度に向けて行う玄関の鍵関連の作業も、コロナ禍であっても必要とされています。

「新居の防犯対策を忘れずに!」は、今春も変わらない私たちの掛け声です。
賃貸物件では、まずは玄関の鍵が交換されているかどうかの確認から始めて下さい。

シリンダー錠は終わっていない近年、私たち鍵屋が行っている玄関の防犯対策は、電気錠の取り付けや交換が主流です。
電気錠が選択されることが増えたのは、ピッキングや鍵の複製などの犯罪により、シリンダー錠の防犯強度に疑問が生じたことも理由の一つでしょう。

しかし、シリンダー錠と鍵のセットは、既に役割を終了した過去の遺物になったわけではありません。
例えば、鍵業界シェア世界No.1のアッサアブロイ社では、以下のような鍵を作っています。

Medeco 4: A New Day in High Security
https://www.youtube.com/watch?v=BdNDhBvCjI0

可動ピンによって3Dプリンターで複製されることを防ぐ、特許申請中のシステムです。
同様の機能は、アッサアブロイ傘下のMul-T-Lock社によるインタラクティブ・ピンを使った鍵にもありましたが、やはり複製やピッキング対策として開発されたものでした。

日本ではアッサアブロイ社の知名度は高くないのですが、偶然にも先週放送されたTV番組「Youは何しに日本へ?」の成田空港インタビューのコーナーに、フィンランド出身の日本法人の方が登場したのを目にしました。
「世界最強の鍵」ということで、こういったタイプの鍵を紹介していましたが、上の動画の方が新しいタイプでしょう。

コロナの時代に新たに登場する優れたセキュリティ機器があります。
しかし、一見古い防犯対策に見えるシリンダー錠も進化を続けています。
電気錠ではない新居の鍵も、最先端のセキュリティを備えているかもしれません。

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2021/03/23        キープランナー 代表   |    タグ:ロック , , セキュリティ

厳格なセキュリティの落とし穴 - 無力化される防犯機器

一向に収束しない新型コロナウィルスのパンデミックの影響で、様々なイベントの予定が変更され続けています。
特別なものではなく日常生活の中でも、中止や延期を余儀なくされて見通しもたたない事案が数知れずの状況です。
しかし、私たちの物理的セキュリティ対策関連作業は、止めるわけにはいきません。
引き続き防犯対策に勤しむ毎日が続いています。
そんな中、先月明らかにされた、昨年9月に柏崎刈羽原発で起きていたという以下の事件には驚かされました。

他人IDで原発制御室へ不正入室( 新潟日報 2021/1/23)
https://www.niigata-nippo.co.jp/world/national/20210123594705.html

IDカードについては、実は福島第二原発でも紛失事故が発生していたことが、以下の記事でも明らかにされています。

侵入者検知機器損傷・IDカード紛失…東電、核物質防護上の問題発覚と発表(読売新聞オンライン 2021/2/19)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210219-OYT1T50133/

原発施設にはハイレベル・セキュリティが必須本来、トップレベルでセキュリティが高くなくてはいけない施設で、信じがたいずさんな管理が露呈してしまったわけです。
鍵屋でなくても驚いたはずです。

原発の様な高強度なセキュリティが必須の施設には、例えば顔認証と生体認証、カードと生体認証、といった二重アクセスを用いて通常より高いセキュリティシステムを導入するべきだ・・・と思っていたら、更に明らかにされた事実に再び唖然とさせられました。

「とんでもない」東電、規制庁に批判 原発不正入室問題(朝日新聞デジタル 2021/2/9)
https://www.asahi.com/articles/ASP287607P28UOHB00V.html

防犯対策を二重にしようが三重にしようが、それを利用する側によって故意に無効にされてしまえば、全く意味がありません。
人間によるセキュリティ対策の無力化は、私たち防犯対策の専門の間でも、しばしば困った難題として取り上げられます。

こういった重要施設に関わらず、オフィスや店舗のような一般的な建物でも同様です。
厳重なセキュリティロックが設置されたドアを開けたままにして使っていて、結局全くセキュリティが無い状態になっている建物などがその例です。
防犯機器がしっかり作動していても、その警告を無視されてしまえば防犯のしようがありません。

大音量で鳴る火災報知器を止めて何事もなかったことにすれば、火事が燃え広がってしまいます。
原発のような施設では、何かが起きてからでは取り返しのつかない物を扱っている事を強く認識して、導入されているセキュリティシステムの運用を適切に行って欲しいものです。

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2021/02/22        キープランナー 代表   |    タグ:防犯カメラ , 入退室管理 , アクセスコントロール , 電気錠 , セキュリティ

最強のセキュリティは何処に? - 米議事堂襲撃事件と顔認証

令和も3年目に入り、1年で一番憂鬱な日という噂の第3月曜日も過ぎました。
巷では、新しい大統領を迎えたアメリカに関心が集まっています。
とはいえ、米連邦議事堂の襲撃事件の映像が衝撃的過ぎたせいか、全くもって一件落着な気がしません。
民主主義社会に自由で平和なイメージを抱く世界中の多くの人々に与えたショックは、大きすぎました。

ハイレベルセキュリティカメラと顔認証機能あんな暴挙が国会議事堂で許されるなんて、あの強固だったはずの国のセキュリティ体制は、一体どうなっているんだ?という疑問もわきます。
なぜあれほどの人数の人々が、物理的に簡単に議事堂の中に入れてしまったのか?
防犯対策に不備があって、まさかセキュリティ機器が設置されていなかったのか?
アジアの片隅の日本の鍵屋でさえも理解に苦しみます。

東京オリンピックの防犯対策としても注目されてきたセキュリティカメラと顔認証システムは、テロ行為に対しても有効とされていました。
以下の記事では、今回の議事堂襲撃事件のような場面でもその効果が発揮されるはずだという意見と共に、議事堂に設置されているセキュリティ機器についても、少しだけですが触れられています。

Will Facial Recognition Identify People Involved in Capitol Attack
https://securitytoday.com/articles/2021/01/08/will-facial-recognition-identify-people-involved-in-capitol-attack.aspx

ここに登場しているセキュリティの専門家によれば、議会の建物全体に設置されている監視システムは、一般住宅用の廉価な防犯カメラとは全くの別物で、特に重要な部分を監視するためのセキュリティカメラは、最高級レベルのものだそうです。
これは誰もが当然だと思っていることでしょう。

その最高級なセキュリティカメラがどのぐらい凄いのか?というと、数年前なら想像もできなかった4KHDの解像度で個人を特定できるもので、画像を調整して見なければならないようなぼやけた画像など無いレベルなのだそうです。
私たちがニュースで見た議事堂が襲撃されるショッキングな映像とは全く別の、高解像度のセキュリティカメラ映像が存在するはずだ、というわけです。

続けて述べられているように、ハイレベルな防犯カメラに搭載されている顔認証システムには、犯罪捜査に効力を発揮する高度な機能があります。
その機能を使えば、あの場にいた人々を特定するのは、実はそれほど難しいことではなさそうです。
事実、この記事から既に10日以上経過した現在は、逮捕者の数も増えています。
これからも事件に関する新しい情報が出されれば、セキュリティの状況についても更に詳しいことを知ることができるはずです。

アメリカの政治は、今後もしばらく緊張が続くと言われています。
最先端のセキュリティを誇る国の、国家レベルの安全対策のお手本を見ることができるのか?
新型コロナウィルス対策の梃入れと共に、世界中が注目するところとなりそうです。

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2021/01/22        キープランナー 代表   |    タグ: , 防犯カメラ , アクセスコントロール , セキュリティ

コロナ時代のセキュリティ(6) - 2021年に向かう防犯対策

世界的なパンデミックの終息が見えないまま、新年を目前にしています。
去年の今頃は、一年後のこんな年の瀬を想像することなど微塵もなく、新しい年を間近に控えて明るい気分でした。
安全な生活を保つための仕事をしている私たちでも、この変わり果てた現実に戸惑うばかりです。

2021年のセキュリティトレンドは?とはいえ世の中には、新型コロナウィルス感染以外の安全上の問題が存在することに変わりはありません。
私たちの防犯対策業務も、次を見据えつつ続いています。

年末恒例のセキュリティ業界の未来予想記事が登場していますので、今年も目を通してみることにします。

5 access control trends for 2021
https://www.ifsecglobal.com/access-control/5-access-control-trends-for-2021/

物理的セキュリティ対策の専門家である私たち鍵屋が本業とするところの、出入口のセキュリティ対策と言えば、アクセスコントロールです。
そして、必要とされる入退室管理システムの開発にも、新型コロナウィルスが大きく影響していくことが予想されています。

この記事の中でピックアップされている5つのトレンド予想は、以下のような項目になります。

1. モバイル化
2. 複数認証システム
3. 生体認証
4. クラウド/サブスクリプションベース・モデル
5. 衛生と物理的な分離

おまけとしては、ウェアラブルと埋め込み型の予想もあげられています。

ここで注目されている防犯対策の中でも、新型コロナウィルスの流行が直接影響しているという記述があるのは、モバイル化、生体認証、衛生/物理的分離の項目です。
物理的なセキュリティ対策がITと一体となってシステム化されていく姿が、はっきりと見えてきています。
そしてそのキーワードは、「タッチレス」であることも良く分かります。

2020年の終わりも近づいてきましたので、終わらぬコロナ時代への新な対策を探りつつ、これにて年末のご挨拶とさせていただきます。
未曾有の事態にもかかわらず、今年も変わらぬご愛顧にあずかり、ありがとうございました。
皆さま、どうか安全で健康なお年をお迎えください。

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2020/12/31        キープランナー 代表   |    タグ:ロック , , スマートフォン , 入退室管理 , アクセスコントロール , 電気錠 , セキュリティ

鬼以外の罰当り者も退散! - 神社仏閣を守る防犯対策

新型コロナウィルス感染の第3波警戒下、師走を迎えた日本中で「鬼滅の刃」旋風が続いています。
常々、漫画家という人たちの創造性は本当に凄いと思っているのですが、こんなご時世に経済活性化までしてくれるのですから、漫画やアニメを見くびってはいけません。

「鬼滅の刃」の聖地と称される各地の神社やお寺に、ファンの人々が続々と訪れているという報道も耳にしました。
疫病に見舞われた一年だと言っても、今年も変わらず年末年始が目の前です。
期せずして多くの人々が訪れる場所になっている神社仏閣は、例年より早い人出への対応に追われていることでしょう。

「鬼滅の刃」のラスボスの鬼舞辻無惨は「神も仏も見たことがない」とうそぶいていたようですが、人間界にも神社仏閣で悪事を働く輩が存在していています。
ご存知の通りお寺や神社の侵入窃盗犯は、決して珍しいものではありません。

鬼どもは竈門炭治郎に退治してもらうとして、人間の場合は、罰当たりと言っても斬って捨てる訳にはいきません。
情けないこととはいえ、お寺や神社も防犯対策が必要なのが現実です。

少し前のことですが、北陸への出張の際にお寺に立ち寄る機会がありました。
一般の人が気付くことは少ないと思いますが、境内の廊下や階段には、しっかりと防犯カメラが設置されていました。
以下は、その施工の苦心ぶりを撮影した写真です。

苦心の跡が見られる防犯カメラの設置例1   防犯カメラの設置例2


お寺や神社でも、防犯対策が重要な時代です。
とはいえ、歴史ある神社仏閣の柱や梁などに、防犯機器用の配線の穴を開けるわけにはいきません。
物理的セキュリティーの専門家たちは、このお寺の防犯カメラのように施工に苦労を重ねています。

私たちキープランナーでも、神社仏閣のセキュリティ工事の提案やご相談を承っています。
賽銭箱に焦点を合わせた防犯カメラの設置など、お気軽にお問合せ下さい。

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2020/12/14        キープランナー 代表   |    タグ:防犯カメラ , セキュリティ

コロナ禍の防犯関連詐欺 - 偽鍵屋の所業(1)

ふと気付けば、今年最後の月が目前の11月下旬です。
そんな事はお構い無しに、第2波とも3波とも言われる新型コロナウィルスの感染拡大が続いています。
でもそれは世界中の傾向なので、私たち日本人にだけ不手際があったわけではありません。
それどころか、未だにマスクを目の敵にする人々がデモ行進する欧米に比べれば、私たちは良くやっているのかもしれません。
それでもウイルスは制し難いということなのでしょう。

鍵屋が詐欺に利用される時代経済が停滞し人々が生活に困るようになると、犯罪が増えてしまうのは世の常です。
手っ取り早く日銭を稼ぐ方法として、様々な詐欺犯罪も横行しているようです。

困窮する人々を騙す手口として、士業を語る詐欺が頭に浮かぶことはあると思います。
でも、鍵屋を語るとなると気が付きにくいかもしれませんが、窮地に陥った人の弱みに付け込むという意味では、同等に注意が必要です。

以下は悪名高いイギリスのタブロイド紙の記事ですが、鍵屋の業界団体からのコメントもあり、信憑性は低くない内容です。

Rogue locksmith bills woman £1,465 bill for 30 minute job despite £200 quote
https://www.mirror.co.uk/news/uk-news/rogue-locksmith-bills-woman-1465-23023412

経済が停滞する昨今は、新手の詐欺的手口として鍵屋が悪用されつつあるようだという話ですが、その状況はもちろんイギリスだけのことではありません。

少し前にも「防犯対策のプロ選び - 悪質な鍵屋を避けるには」で、イギリスで広まっているという鍵屋詐欺についての記事を取り上げました。
今回のデイリー・ミラーの記事も、被害が増加しているという追加の具体例のような報道ですが、ここでは興味深い数値があげられています。

Master Locksmiths Association (MLA)というイギリスの鍵屋業界団体からの質問に対して、鍵の専門家の70%近くが、ここ1年でお客さんが呼んでしまった悪質な鍵屋がやらかした鍵まわりの不具合を直す羽目になったと答えていて、65%がそういう詐欺師たちが少なくとも200ポンド(25.000円以上)も多く請求していたことを明らかにしている、と書かれています。

70%も65%もかなりな割合で驚きますが、それだけ被害が増えているということのようです。
すぐにまた修理が必要になるレベルの作業をした挙句に料金を水増しして請求するのですから、依頼者にしてみれば二重の損害ですし、そもそもそんな仕事をする輩は、鍵屋ですらない偽の鍵屋としか思えません。

鍵屋を名乗る詐欺の横行の原因は、新型コロナウィルスによる経済状況の悪化だけではありません。
もう一つの要因としてあげられている、鍵屋を開業するにあたって法的な規制が無いという条件は、日本にも同様に存在しています。(信じがたい!という方には、中小機構の業種別開業ガイドが参考になります。)
もっとも、厳しい規制があったからと言って、人を騙そうという詐欺師が躊躇するとも思えませんが、事実、鍵屋になるために必須とされる資格も試験もありません。

詐欺犯罪以外にも犯罪が増える傾向にあるコロナ時代です。
とはいえ簡単な金稼ぎの一つとして、不届き者たちに鍵屋の仕事が悪用されるのは腹立たしい限りです。

防犯対策を強化するために、私たちのような鍵の専門家が必要になる場合もあるでしょう。
私たちに今できる事として「鍵屋を利用する皆さんは、十分注意をして下さい!」と声を大にしたいと思います。

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2020/11/25        キープランナー 代表   |    タグ:ロック , , 電気錠 , セキュリティ

10月は空き巣の秋? - 鍵屋も見たTV番組の鍵特集

先日、NHKの「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」という番組で、「空き巣から守る強い味方!カギのお金の秘密」という回の放送を見る機会がありました。
ちなみに、以下がその公式サイトです。

有吉のお金発見 突撃!カネオくん
https://www.nhk.jp/p/ts/ZV9LQ94Z3R/episode/te/RQVK9QYKZP/

「空き巣の秋」という言葉には馴染みはありませんが、鍵屋から見てもなかなか良く出来た内容でした。
まずは「おうちのカギを徹底調査」ということで、家の鍵をタイプ別に紹介していました。
従来型のシンプルな鍵の仕組みや、日本の鍵メーカーが空き巣との戦いから開発した新しい鍵などを、分かりやすい図解で解説していました。

キーナンバーと鍵の形も秘密裏に!その後、空き巣の手口として「ある方法で合鍵を入手し侵入する」という「近年問題視されている鍵の無断複製」というものが注目されていました。
その内容は、私たちが以前このブログ(鍵屋の怒り - ネットで⼿軽に合鍵を注⽂できるということ)でも取り上げているものですが、SNSなどで鍵のキーナンバーが見える写真をアップすると、オンラインなどで簡単に合鍵を注文されてしまう、という問題に関するものでした。

番組では、写真に鍵のキーナンバーが写らないように注意を促していました。
しかし実は、キーナンバーが分からなくても危険な場合があります。
それは、プロが見れば最初に紹介されていたようなギザギザの鍵なら、その刻みで段差を読まれてしまうからなのです。
要は「鍵自体をあまり人に見せない方が良い」というのが鍵屋からの追加の注意喚起です。

お金に関する番組ということで、ディンプルキーや電気錠の価格や合鍵作製費用も紹介されていましたが、空き巣一件当たりの平均被害額が30万円とも言われていました。
想定される被害金額と鍵のコストは、秤にかけるまでもないでしょう。

自宅の鍵が古いかもしれない、既に防犯の役目を果たさなくなっているかもしれないと心配の方は、お近くの信頼できる鍵屋にチェックしてもらうことをお勧めします。

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2020/10/31        キープランナー 代表   |    タグ:ロック , , 電気錠 , セキュリティ