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鍵屋のブログ

海外の最新セキュリティ関連情報を中心に、趣味のスポーツの話題なども取り入れて、皆さんのお役に立つような情報をお届けしたいと思っています。

コロナ時代のセキュリティ(2) - 防犯機器をコスト抑制にも

新型コロナウィルス騒動で大きな損失を被った商業施設などでは、すっかり遠のいてしまった客足を戻すために様々な努力をしています。
パンデミック以前からデフレが続いている日本ですが、更なる値引き合戦も盛んです。
しかしアメリカなどでは、私たちからは信じがたい様々な価格上昇の動きがあるようです。
以下の記事では、コロナ税ともいえるサーチャージが加算される状況が説明されています。

COVID-19 surcharge: Why you're seeing extra fees on your bill
https://www.cnet.com/personal-finance/covid-19-surcharge-why-youre-seeing-extra-fees-on-your-bill/

例にあげられている美容院などは、営業時間や入店の人数制限で確実に売り上げが減るのに、COVID-19の感染防止対策が必要になっています。
マスクや拭き掃除用の消毒剤を買うコストが加算されるという状況は、日本の商店などでも同様です。
そういったコロナ対策費は、日本のビジネスにとっても無視できないはずです。

しかし、追加料金という手段に関しては、アメリカ人でさえ加算された場合は次回は他を考える、という実情があることが以下の記事から分かります。

COVID-19 Related Surcharges May Pop Up on Your Next Bill
https://www.nbcboston.com/investigations/consumer/nbc-boston-responds/covid-19-related-surcharges-may-pop-up-on-your-next-bill/2135002/

追加料金の導入は、商売にとって最終的にリスクが高い行為で、日本では無理な選択肢だということでしょう。
とはいえ、いつまで続くのか分からない感染防止対策に、当面は消毒剤や使い捨てシート等を使い続けなければなりません。
増えたゴミから無駄を感じ、環境を破壊する罪悪感まで抱く人がいるのも無理はありません。

この事態の改善に私たちが提案できるのは、非接触型防犯機器の導入です。
中でも非接触ボタンは、このところ大いに注目を集めています。
手に触れる場所に対する清掃作業にかかる時間やその人件費や消毒剤が無駄だというのなら、そもそも手で触る場所を減らせば良いはずだからです。

非接触式解錠スイッチ SI-58B

新型コロナウィルスの感染防止対策に出費がかさむという話をしているのに、新たに防犯機器を買うなど有り得ない、と言われてしまうかもしれません。
しかし、後々まで使うことができる防犯機器は、全くの無駄にはならないはずです。
接触を減らすことによって、オフィスの訪問者や店舗の来客の不安を減らすこともできます。
利便性とセキュリティを兼ね備えた非接触ボタンは、そのシンプルな機能で感染防止効果が期待されています。

 

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2020/06/30        キープランナー 代表   |    タグ:ロック , , 入退室管理 , アクセスコントロール , 電気錠 , セキュリティ

コロナ時代のセキュリティ(1) - 今こそ無駄ではない防犯対策

新型コロナウィルスの感染を警戒する生活が続いています。
「マスク着用で人との接触を避けるべし!」で注目されているのが、顔認証システムを搭載した非接触型防犯機器です。
メディアでよく登場するのは、体温測定機能まで備えた空港の入管レベルのものですが、実際は幅広い場面で活用されています。
ちなみに、日本も含めた世界中の顔認証システムの普及具合が紹介されているのが以下の記事です。

Smile, You're on Camera: The Facial Recognition World Map
https://www.securitymagazine.com/articles/92483-smile-youre-on-camera-the-facial-recognition-world-map

この記事からも感じることですが、使われているのはセキュリティが厳重な場所ばかりな印象があります。
ウチの会社は厳格なセキュリティを必要とする機密情報とか無いし、 顔認証システムなんかいらないし縁が無い、という感想が多くなるのも無理がないかもしれません。
しかし、最近の顔認証システムは、セキュリティ強化のためだけではなく、コロナ対策下の日常生活をスムーズにする便利な使い方もできるのです。

ただでさえ業績が落ち、新型コロナウィルス対策費がかさむこのご時世に何が最新の防犯対策だ!と思われるかもしれません。
でも、新型コロナウィルス感染防止の対策としても使えるセキュリティ強化なら、決して無駄にはなりません。

顔認証機ProFaceX 具体的に威力を発揮する活用例を、私たちのお勧めの機種でご紹介します。

株式会社 IDマネジメント
ZKTeco 顔認証ProFaceXシリーズ

顔認証システムの能力は、登録された個人を識別できるという事だけではありません。
このシリーズには、マスク検出機能付きのモデルもあります。
この機能を利用して、マスク着用の場合のみ入室を認めるといった活用が可能になります。
病院や老人ホーム、介護施設など、スタッフ以外にも不特定多数の人々が出入りして、なおかつマスクを着用しない訪問者を排除したい、という施設には最適です。

新型コロナウィルスの脅威に備える状況下では、様々な施設で必須になる業務が増加しているはずです。
各々のスタッフの作業負荷も増えていることでしょう。
出入口で訪問者をチェックする人員を割かなければならない事態は、好ましいことではありません。

顔認証システムは、訪問者のコントロールと施設の安全確保を人手に頼らずに行うことができます。
導入をお勧めするのは、医療機関に限った話ではありません。
新型コロナウィルス対策が必要な現場には、是非ともこのような非接触型の防犯機器を活用して頂きたいと思います。

 

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2020/06/21        キープランナー 代表   |    タグ:インターホン , ホームモニター , ビデオドアベル , 防犯カメラ , 入退室管理 , アクセスコントロール , セキュリティ

サイバーセキュリティと防犯対策の関係 - 鍵屋の戦況(6)

このところ、リモートワークやオンラインミーティングといった用語が耳馴染みになっています。
とはいえ首都圏では、東京アラートが発動中も相変わらずの通勤ラッシュが続いていました。
私たち鍵屋も含めて、実際にその場にいなければ仕事にならない職業はいくらでもあります。
しかし、そうでは無い職場にとっても、IT化への道のりはまだまだ遠いという事のようです。

政府の雇用調整助成金のオンライン申請一つを取っても、システムトラブルが続出する始末です。
ITの専門家でなくとも、デジタル化を進めるために考慮しなければならない事情が山積しているのだろう、と想像できます。
中でも重要になるサイバーセキュリティの問題は、セキュリティの専門家の端くれとしても大いに懸念しています。

日本の企業等のサイバーセキュリティが重要なことは、何年か前に見たこのブログ( IoTと危険なアジアのサイバー空間 - 現実世界の防犯対策は万全か︖)の記事からも良く分かると思います。
そして昨日報道された以下のニュースでは、その現状が裏付けられています。

ホンダ、サイバー攻撃でシステム障害 現在も海外4工場が稼働停止
https://jp.reuters.com/article/4-idJPL4N2DM20M

ホンダについては、実は数年前にも以下のようなサイバー攻撃によるダメージを被っていたようです。

ホンダが1カ月遅れでサイバー攻撃にあった理由
https://business.nikkei.com/atcl/report/15/110879/062800705/

物理サーバーへの物理的セキュリティちょうど先週以下の記事を目にしましたが、私たち物理的セキュリティの強化を行う者にとっても、サイバーセキュリティは他人事ではありません。

Why securing physical servers is crucial for data protection
https://www.ifsecglobal.com/physical-security/why-securing-physical-servers-is-crucial-for-data-protection/

なぜ物理セーバーのセキュリティがデータの保護に不可欠なのか?というタイトル通り、この記事は、このブログでも時々書いているように、サイバーセキュリティに関連する物理的セキュリティの重要性を取り上げています。

大企業だろうと中小企業だろうと、社内のサーバールームだろうと、データセンターの中だろうと、保護しなければならないデータは存在し、悪のハッカーたちがサイバー捜査官に追われながらもそのデータを手に入れる、というのが多くの人々が想像するデータ侵害の犯罪像かもしれないが、現実はもっと平凡なものだ・・・という書き出しから始まるこの記事によると、最近の報告では、実際にハッキングが関与しているデータ侵害は、データ侵害被害の半分程度でしかないそうです。

許可無く近づけるサーバーの存在など、物理サーバーのセキュリティが適切でない場合、「平凡」と言われているようなデータ侵害が起きることが目に見えています。
ハッキング以外のデータ侵害は、そのような物理的なセキュリティ上の欠陥から発生してしまうと言うわけです。

記事では、そういったデータ侵害による被害のコストも紹介されています。
IBMによる最近の調査によると、データ侵害の平均総コストは368万ドルにもなるそうです。
4億円近い金額は、業務が混乱したり、メーリングリストを紛失したり、ロジスティクスのソフトウェアを無効化することなどの直接的なものから、顧客からの信頼低下などの間接的なものなど、様々な損害によるものだということです。

ハッキングのようなデータ侵害でなくとも、その損失が莫大なことに変わりはありません。
防止策としては、サーバーに対する物理的なセキュリティ強化にアクセスコントロールを活用することが効果的です。
この記事で説明されている対策同様、私たちが行う物理的セキュリティは、データを保管するサーバーのある建物や部屋、更にはサーバーラックやキャビネットまで、許可無く立ち入りや接触できないようにすることが可能です。
サイバーセキュリティ強化の検討には、物理的セキュリティ強化と私たち鍵屋もお忘れなく。

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2020/06/11        キープランナー 代表   |    タグ:ロック , , サイバーセキュリティ , 防犯カメラ , 入退室管理 , アクセスコントロール , 電気錠 , セキュリティ

新型コロナウィルス以前の世界 - ギリシャの鍵の話

首都圏近県の緊急事態宣言も解除され、繁華街には人々も戻り始めました。
しかし、新型コロナウィルスとの戦いは、まだ終わったわけではありません。
経済活動を再開したいヨーロッパでは、ドイツに続きイタリアやスペインなど被害の大きな国々でも、サッカーのリーグ戦日程が次々と発表されています。
ギリシャに至っては、海外からの観光客の受け入れも開始するという以下のニュースも目にしました。

ギリシャ、日本含む29カ国の観光客受け入れ 米英仏は除外
https://www.sankei.com/life/news/200530/lif2005300003-n1.html 

実は、新型コロナウィルスの感染が世界中に広まる少し前、ギリシャに出張する機会がありました。
鍵屋がギリシャに出張?オリンピック関連で防犯の仕事なのか?と思われるかもしれません。
残念ながら、今年予定されていた東京オリンピックとは直接関係の無い要件でした。
しかも更に残念な事に、ほんの数日間の短期滞在だったため、風光明媚も歴史的建造物も堪能できませんでした。

ギリシャのホームセキュリティガード猫今回は、その短い滞在期間中に目にしたギリシャの住宅の防犯対策を紹介してみようと思います。
まずは、右の1枚から。

ギリシャでは最強の整備員として、玄関先に猫を配置しているようです。
自転車の盗難防止にも一役買っているのでしょうか?

・・・というのはもちろん冗談で、猫の後ろのドアが目的の防犯対策です。


一見ボロボロの無防備なドアに見える以下の3枚も、同様に防犯対策が施されているドアの例です。 

 ギリシャの家のドア   ギリシャのドア   ギリシャのドアの鍵 

実は全て、頑丈なユーロ・ロックが搭載されています。

ユーロ・ロックについては、前回ステルス・キーについて書いた際にも触れましたが、一般的に広く欧州で使われているシステムです。
最新のユーロ・ロック右の写真は、ギリシャのホームセンターで売っていた最新のユーロ・ロックです。
その仕組みが一目で分かると思います。

美しいギリシャの風景は一つもありませんが、新型コロナウィルスの話題ばかりの日常に、ちょっとは気分転換の目休めになったのではないでしょうか。
機会があれば、ゆっくりギリシャを観光してみたいとは思いますが、それもこのウィルスに対抗する手段が見つかってからの事です。
訪問を歓迎すると言われても、安心して渡航できる日はまだまだ先になりそうです。

突然の全世界的な混乱で、様々な予定変更を余儀なくされた人々が数多くいると思います。
皆、仕切り直しで再スタートができるその日まで生き延びる必要があるはずです。
私たちができることは、まずは身近な安全を守るための防犯対策作業です。
もうひと頑張りして夏を迎えます。

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2020/05/31        キープランナー 代表   |    タグ:ロック , , セキュリティ

広がる新型コロナウィルスの影響 - ドイツと鍵の思い出

私たちが主に防犯対策作業を行う東京・横浜周辺の関東圏では、依然として緊急事態宣言下で新型コロナウィルスの感染拡大防止のための生活が続いています。
そろそろ他の話題も取り上げたいのですが、このように地球規模で大きな問題から目をそらすのは至難の業です。

とは言え早期に大混乱が始まった欧州方面は、さすがに少しづつ日常を取り戻しつつあるようです。
ドイツのブンデスリーガもリーグ戦を再開しました。
ネット上の記事なども、目先の緊急対策中心から、少しづつ未来に目を向けた内容が出始めているのが分かります。
そんな中、先週出されていた以下の記事を目にして、思い出すことがありました。

Security Essen Trade Fair Canceled Due to Coronavirus Crisis
https://securitytoday.com/articles/2020/05/14/security-essen-trade-fair-canceled-due-to-coronavirus-crisis.aspx

シリンダー錠でもハイセキュリティは可能今年、ドイツのエッセンで開催予定だったセキュリティショーが、新型コロナウィルスの影響で中止されるという記事です。
2年に1度開催されるセキュリティエッセンには、2年前の秋に行われた前回のショーで初めて訪れて、その様子を簡単にこのページ(セキュリティ製品視察 in ドイツ - Security Essen 2018)で紹介しています。
ドイツ国外からの出展者が参加できなければ、中止になるのも当然でしょう。
ちょっとした思い出のあるイベントが、移動の自由が制限されるとこのように様々なところに影響が出てしまうという・・・という一例になってしまって残念です。

様々な懐かしい記憶がよみがえりましたが、更に、先月出ていた以下のギズモードの記事を思い出しました。

複製するのが困難な3Dの鍵「ステルス・キー」。パターンは内側に隠されている
https://www.gizmodo.jp/2020/04/stealth-key.html

実は、このUrbanAlps社製のステルス・キーは、前回のセキュリティエッセンに出展されていました。
そのため、運良く実物を見ることができました。
折り曲がった内側に鍵山の溝がある良く出来た鍵でした。
どの鍵も外見からは鍵山が見えず、どれも同じただのブランクキーに見えます。
凄くセキュリティ性が高く、感動したのを覚えています。

残念ながらドイツの製品なので、当然ですがユーロ・シリンダーの規格しかありません。
日本で使うとすれば輸入になるので、合鍵の発注から納期までの時間と費用がかかってしまいます。
そういった事情を抜きにすれば、今でも凄い技術でハイセキュリティな鍵だと思います。

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2020/05/21        キープランナー 代表   |    タグ:ロック , , セキュリティ

鍵屋は新型コロナウィルスと戦えるのか?(6) - 外出制限下の犯罪の傾向

5月に入った関東地方は、初夏を通り越して一気に夏日になるほどの陽気になりました。
しかし、相変わらずの新型コロナウィルスへの警戒態勢は続いています。
敵をやり過ごす引きこもり大作戦には少々辛い季節ですが、まだまだ油断はできないようです。

このところメディアには、新型コロナウィルス関連の情報として、少し遡った時期の報告や分析が出始めています。
その当時の専門家の方々の意見が、実際に国の政策対応を担う人々にどのようにとらえられていたのかは不明です。
しかし、そういったものを見聞きするにつけ、政府がマスク配布を決定した頃に緊急事態宣言が出されていれば、もう少し感染を減らすことができたのではないか?と思えてきます。

ビジネスの防犯対策が急務世界中のセキュリティ業界でも、早い時期からこの事態に対応すべく様々な情報が集められています。
以下は、3月末の時点で出されていた、イギリスの犯罪関連レポートに関する記事です。

Reports suggest surge in break-ins at commercial sites during coronavirus lockdown  
https://www.ifsecglobal.com/security/reports-suggest-surge-in-break-ins-at-commercial-sites-during-coronavirus-lockdown/

ロックダウン下の犯罪状況を端的に表したタイトルの通り、この記事では、商業サイトでの不法侵入が急増している、という警察のレポートが紹介されています。
しかし妙な事に、このすぐ後の4月に入ると、まるでこの記事とは逆の状況を示すかのようなタイトルの記事が目に付くようになります。
以下のタイム誌の記事がその例です。

Crime Rates Plummet Around the World as the Coronavirus Keeps People Inside
https://time.com/5819507/crime-drop-coronavirus/

コロナウイルスによって人々が家の中に閉じ込められ、世界中で犯罪率が急落している、というタイトルです。
犯罪は増えているんじゃなかったのか?
ほんの1週間程で、犯罪は減少傾向に転じたというのか?
コロナ関連の情報は既に膨大で、タイトルを読むだけでも精一杯という忙しい人々は、矛盾する見出しに困惑するはずです。
以下の米・デンバーのニュース記事は、状況が一目瞭然で親切なタイトルだと言えるでしょう。

Crime dips dramatically in Denver during coronavirus, but some offenses are on the rise
https://www.denverpost.com/2020/04/23/coronavirus-denver-crime-trends/

地元の情報に限定しているとは言え、タイトルだけではなく内容も分かりやすく書かれています。
そしてその犯罪の傾向分析は、世界の傾向と一致しているようなので、ここからその状況を見てみることにします。

記事には、犯罪減少の最大要因は、人々が外出を控えて家にいるので交通事故や薬物犯罪が大幅に減った事だ、と書かれています。
人間が街中に出歩かなければ、事故が減るのは道理です。
違法な薬物は、宅配便でご自宅にお届けOK!というわけにもいかないでしょう。
しかし、全ての犯罪が減少したわけではなく、商業施設への侵入窃盗や車の盗難、重度の暴行障害事件などは増えている、と書かれています。

コロラド大学の犯罪学教授によれば、犯罪の発生には、機会、動機、犯罪の発生を阻止する人の存在、という3つの主な要因があるそうです。
住宅には人がいることが多くなり、その結果、空き巣の機会が失われることになっています。
その反対に商業施設からは人が消え、泥棒の恰好の餌食となるわけです。
人の目が減り、犯罪の機会を与えてしまうことが、いかに危険な事かが分かります。
私たちの防犯対策のターゲットは、まさにその部分なのです。
今月も引き続き、可能な範囲での防犯対策業務を行います。

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2020/05/12        キープランナー 代表   |    タグ:災害 , , セキュリティ

鍵屋は新型コロナウィルスと戦えるのか?(5) - ロックダウン下の防犯対策業務

新型コロナウィルスの感染拡大防止中で、今年のゴールデンウィークはすっかり台無しになっています。
楽しい計画もあったはずの多くの人たちと共に、私たちも辛抱の時期が続いています。
感染の勢いが衰えるスピードが遅いようですが、ここまでの数々の犠牲を台無しにしたくはありません。
私たち素人は、引き続き専門家の先生たちの意見に従うべきでしょう。

ロックダウン下のセキュリティ業務先日、ここで気を緩めれば今までの努力が水の泡だと警告していたのは、感染入院から生還したイギリスのジョンソン首相です。
イギリスは、先月のロックダウン以降、徐々に感染拡大が収まる兆しが見えてきているようです。
ロックダウンされた社会での生活は、日本の私たちの想像以上に困難なものだと思います。
私たち鍵屋の同業者たちが、かの地でどのように活動を続けていたのか?
先月の以下の記事では、その模様を簡潔に伝えています。

What are installers doing in response to the coronavirus?  
https://www.ifsecglobal.com/installer-zone/what-are-installers-doing-in-response-to-the-coronavirus/

これによると、入退室管理システムや防犯カメラ等の防犯対策機器の導入を行っている業者は、やはり緊急の作業のみを行っている、ということのようです。
既に予約が入っていた作業は、状況が改善されるまでは延期というわけです。
お客様はもちろんのこと、作業を行う私たち自身や家族も危険に晒すことになってしまうのですから、政府に言われた通りにしていると言うよりも、むしろ当然の対応だと思います。

作業予定の変更については、顧客からも理解を得ていることが、記事内に引用されているTwitterのやり取りからも良く分かります。
身の安全が一番重要だと言う点は、作業を行う私たちも私たちに防犯対策を依頼して下さるお客様も、「異議なし!」だということです。

感染拡大防止のために、「必要以上に出歩くな!」と言う明確なメッセージがあります。
私たち鍵屋も、私たちにできることを行っています。

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2020/04/30        キープランナー 代表   |    タグ:災害 , ロック , , 防犯カメラ , 電気錠 , セキュリティ

鍵屋は新型コロナウィルスと戦えるのか?(4) - セキュリティ業務はキーワーカーの仕事

世界各国で発令された緊急事態宣言は、日本と比べてかなり厳しい制限が課せられているようです。
必要以上の外出はできず、キーワーカー以外は仕事もできない状態が報じられています。
今のところ日本は欧州や北米程の重大な事態に陥っていないため、政府による「緩やかな外出制限で何とか切り抜けたい」願望は理解できます。
しかし少なくとも現時点では、この新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐ手立ては、感染者の隔離や人々の間の接触の遮断といった作戦に限られている事も事実として知っています。
素人の感覚では、欧米諸国のような厳格な外出規制で一気に収束を図った方が、不自由な生活が長引く可能性が低くなる気がします。
短期決戦!と言われた方が、精神的にもダメージが軽減されます。

防犯対策業者はキーワーカーそれなら自分たちが率先して業務を完全休止して家にいろ、と思われるかもしれませんが、実は私たちセキュリティ対策業務の従事者は、厳格な外出制限を敷く欧米でも、生活の維持のために不可欠なキーワーカーとして考えられています。
以下、2つの記事がその辺りの事情を説明してます。

Should security professionals be considered key workers?
https://www.ifsecglobal.com/security/should-security-workers-be-considered-key-workers/

Security Workers Classified as Essential Critical Infrastructure Workers
https://securitytoday.com/articles/2020/03/24/security-workers-classified-as-essential-critical-infrastructure-workers.aspx

最初の記事では、「セキュリティ専門家はキーワーカーと考えるべきなのか?」と言うタイトルに呼応して、その答えが「Yes」である理由が説明されています。
サイバーセキュリティの専門家であろうと、私たち鍵屋のような物理的防犯対策の専門家であろうと、全てのセキュリティ業務を行う者はキーワーカーと考えるべきだ、と述べられています。
そして、医療関係者が人々を守っているように、私たちセキュリティ業務に携わる者は、国家の経済や有形無形の資産を守っているからだ、と言う理由が説明されています。
休業したオフィスや施設に残された重要なデータや高価な機材等を狙った犯罪が増えれば、防犯対策が必須になる事態なのは誰の目にも明らかでしょう。
記事では、英国政府におけるキーワーカーの定義についても触れられています。

2番目の記事では、セキュリティ業務を行う者はキーワーカーに分類されている、という米国政府のガイダンスが取り上げられています。
米国国土安全保障省によって重要なインフラ業界と定義されている仕事の人は、通常通りの業務を維持する特別な責任があるという事のようですが、サイバーセキュリティや重要なインフラのセキュリティを担う者は、当然その中に含まれています。

鍵屋がキーワーカーとされる理由の説明に、国家インフラや重要施設のセキュリティを引き合いに出すまでもないかもしれません。
家の鍵を紛失してしまって外出制限中だというのに家に入れない、という状況になった時。
日本全国の鍵屋が全面休業中で誰も家の鍵を開けに来てくれないという事態は、誰にとっても十分な一大事でしょう。

鍵屋の私たちが文字通り「キーワーカー」となり注目される世界は、決して幸せな世界ではありません。
しかし、私たちは私たちの責務を果たすまでです。
再び平穏な生活が戻るまでの辛抱が続きます。

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2020/04/21        キープランナー 代表   |    タグ:災害 , ロック , , サイバーセキュリティ , 防犯カメラ , 入退室管理 , アクセスコントロール , 電気錠 , セキュリティ

鍵屋は新型コロナウィルスと戦えるのか?(3) - 防犯対策業者への影響

先週、ようやく日本にも緊急事態宣言が出されました。
厚生省のクラスター対策班の専門家が掲げる接触の8割減目標に準じて、私たちも実質2割の稼働率で営業を続けています。
貴重な財源を使ったマスク2枚に唖然とさせられた多くの有権者は、何とか次の選挙まで生き延びて、その意思を政治家に伝える必要がありそうです。

遅すぎる日本政府の対応には、大惨事が起きる事を待ち望んでいるかのような欧米メディアの批判的な報道もあります。
彼等はほんの数か月前まで、英国船籍のクルーズ船に対する日本の対応を非難し、マスクをするアジア人を蔑み、日本や中国で人々がスーパーマーケットに殺到する様を冷笑していました。
しかし今や、何隻ものクルーズ船の着岸を拒否し、国際市場のマスク強奪戦に参戦し、トイレットペーパーの買い占めに走っている有様です。
日本への苦言のような素振りの報道は、少なくとも今の時点では、真っ当な意見として受け入れる価値も無い気がします。

緊急事のセキュリティ対策緊急事態宣言に法的拘束力が無いと言うならば、今こそジャパンズウェイの見せ所かもしれません。
日本人それぞれが最善の策を選択し行動できるのならば、強制的に生活を制限される必要はないでしょう。
スポーツに日本人独自の良さを求めるなら、このような非常時にも同じ価値を求めずにはいられません。

医療崩壊を防ぐ最善の策として、不要不急の外出を自粛し、人との距離を保ち、しっかり手を洗うぐらいのことは、ジャパンズウェイに織り込み済みのはずだと信じて、鍵屋の私たちも正念場を生き延びています。
という事で今回は、まだアメリカが今のような状態になる前に出された以下の記事に注目しました。
「ウィルスとの戦闘の最前線に立つセキュリティの専門家」ということで、私たち防犯対策業務を行う者が直面するであろう事態も取り上げられています。

Security professionals man the frontlines on virus battlefield
https://www.securityinfowatch.com/security-executives/article/21128697/security-professionals-man-the-frontlines-on-virus-battlefield

当然ですが既にこの時点で、アジアや中東・ヨーロッパでのコロナウィルス感染拡大を食い止めることはできない、という予測がされてます。
更に、トランプ政権の予算削減によるCDCの機能の限界を見越し、各企業は自力で乗り切る覚悟が求められています。

この記事に登場するセキュリティコンサルタントが取り上げている細かい例は、ほとんどがサイバーセキュリティの分野に属するものです。
しかし、大枠のセキュリティとして一番最初に必要とされる事の中に、落とし穴として指摘されている重大な事実があります。
それは、私たち防犯対策業者も、私たちに防犯対策業務を依頼して下さる方々同様に、今回の新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けている、という事実です。

セキュリティ業務を専門の業者に委託している企業や個人は、アメリカ同様に日本でも珍しくありません。
契約上、セキュリティ業務を請負う専門業者は、何らかの緊急事態が発生したような場合でも、間違いなく業務を遂行することが求められているはずです。
例えば、私たちのような防犯機器を取り扱う防犯対策業者であれば、原則として緊急事態下においても、防犯機器のチェックや設置の依頼に対応することが必要とされます。

しかし、今私たちが直面している緊急事態は、ウィルスによる感染症の拡大です。

このセキュリティコンサルタントによる「自分自身の組織と同じように、彼等もウイルスによる影響を受けていることを忘れるな」という一言が、落とし穴の正体を現しています。
セキュリティ業務を行うはずの業者が、感染症や感染拡大防止のために人員不足や営業停止に陥れば、万全にしておかなければならないセキュリティ対策はどうなるのか?
契約の不履行を声高に訴えることはできますが、打つ手は無いのが実情かもしれません。

セキュリティに関する業務は、専門業者や担当者に一任しているので問題ないという考え方には、明らかに盲点が存在します。
私たち防犯対策の専門家にも、顧客を守るセキュリティの限界が訪れる可能性があることを否定できません。
この新型コロナウィルスの緊急事態は、そういう次元の問題です。
日々、気を引き締めて挑んでいます。

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2020/04/13        キープランナー 代表   |    タグ:災害 , サイバーセキュリティ , セキュリティ

鍵屋は新型コロナウィルスと戦えるのか?(2) - 利点を活かせる防犯機器

新年度を目前に、新型コロナウィルスの脅威は収まる気配がありません。
日本も欧米諸国同様に、自治体の封鎖や非常事態宣言に至るのかどうかの瀬戸際に来ているようです。
各地の医療関係者の奮闘を見るにつけ、私たち鍵屋でさえも何とか役に立つことは無いものかと切実に思ってしまいます。
ということで、今回も引き続き対ウィルスで活躍が見込めるのではないか?と思われる防犯機器に関する記事を取り上げてみます。

Why Facial Recognition Systems Could Rise In Popularity During Coronavirus Pandemic
https://securitytoday.com/articles/2020/03/20/why-facial-recognition-systems-could-rise-in-popularity-during-coronavirus-pandemic.aspx

インターロック これは、前回同様に顔認識システムに関する記事です。
熱を測る機能があったり、マスクを着用していても顔を判別できるという高度なシステムである事を紹介している点は、前回の記事と同様です。
しかし今回は、少し異なる視点で書かれている部分があります。

記事では、重要施設へのアクセスを制御する入退室管理システムの主流は、生体認証によるものになっている、と述べられています。
具体的には、私たちが設置しているような電気錠の開閉を指紋認証によって行うケースが一般的になっている、と説明されています。
当然ですが、指で指紋読み取り用のスキャナーにタッチする必要があるわけです。

しかし、この新型コロナウィルスのパンデミックにより、ニューヨークの交通局や警察などが職員用の指紋認証システムをシャットダウンしているそうです。
大勢の人が触った機器の表面がウィルスに汚染されているかもしれないと考えるのは、至極当然のことです。

とは言え、セキュリティをないがしろにして、アクセスコントロールを無効にしたままにするわけにもいきません。
顔認証システムが非接触の認証システムであることに注目すれば、監視カメラに搭載する顔認識システムのケースとは違う意味で脚光を浴びつつあるのも納得でしょう。

セキュリティを強化しつつもウィルスと戦える防犯機器。
直接的な意味で有効とは言えませんが、中国やドイツのメーカーの売り込みが功を奏すれば、感染症予防にも効果的な防犯機器として顔認証システムの活用が広がる可能性があるのかもしれません。
 

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2020/03/31        キープランナー 代表   |    タグ:ロック , , 入退室管理 , アクセスコントロール , 電気錠 , セキュリティ